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2000年

震災-15-76

オリックスのイチロー選手が日本の球界を離れ、大リーグに挑戦することが12日に発表されました。一夜明けた球場には最後の姿を見ようと、消化試合にも関わらず約2,6000人のファンがつめかけました。西武を迎えて今シーズン本拠地最後に試合です。体調が万全でないために先発メンバーから外れましたが、9回表にライトの守備位置につくと、大きな歓声が沸き起こります。得意の背面キャッチも見せてくれました。今後は公式戦の出場予定がないので、イチロー選手にとっても国内最後のゲームとなりました。試合は2対1でオリックスが勝ち、仰木監督の挨拶、サイン・ボール・プレゼントなどのセレモニーを終え、ナインはベンチの奥に消えました。しかし観客は1人も帰りません。そして登場を催促するようにスタンドから「イチロー・コール」の大合唱です。一度引っ込んだイチロー選手が再びグラウンドに姿を見せました。ありがとう神戸。そんなイチロー選手の想いが伝わるように、丁寧にお辞儀をしてベンチに姿を消しました。ありがとうイチロー選手。今後の活躍を祈ります。