神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
https://doi.org/10.24546/00056126

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メタデータID
00056126
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
人口減少下での持続可能な経済成長
ジンコウ ゲンショウカ デノ ジゾク カノウ ナ ケイザイ セイチョウ
その他のタイトル
Sustainable Economic Growth under Declining Population
著者
著者名
山口, 三十四
Yamaguchi, Mitoshi
ヤマグチ, ミトシ
所属機関名
神戸大学大学院経済学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
195(1)
ページ
1-17
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2007-01
公開日
2012-04-03
抄録
日本経済は人口減少時代に入り，多くの問題を露呈し始めている。本稿では.この人口減少が日本経済にいかに影響するかを計測したものである。多くのファクトファインディングスがあるが，特に重要なものをあげると，労働力の成長率さえ人口の成長率に，追いつけるなら，経済発展の初期に於いても人口の総効果は通常言われるように，マイナスではなく，教育水準さえ高ければプラスになりうることがわかった。また，人口の総効果に関しては，高齢者，女性や外国人労働者等により，労働力不足を補い，経済にとり痛手が少ない仮定である「人口=労働型」の場合でも，マイナスの値の大きさは，2060年代(一0.80)，2070年代(一0.74)，2050年代〈ー0.72)の順で，毎年1人当たり所得は0.7%程度減少することになる。これに，総資本ストックの1.61%の減少が加わると，毎年2.31%程度の低下にもなり，長期的にはきわめて大きなマイナス成長になることがわかった。
カテゴリ
経済学研究科
国民経済雑誌 ＞ 195巻 ＞ 195巻1号（2007-01）
紀要論文
関連情報
NAID
110006150837　CiNiiで表示