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https://doi.org/10.24546/00200500
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00200500
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
グルタールアルデヒド鞣し革の安定性に関する研究
グルタールアルデヒド ナメシガワ ノ アンテイセイ ニ カンスル ケンキュウ
その他のタイトル
Studies on the Stability of Glutaraldehyde Tanned Leather
著者
著者名
中川, 成男
Nakagawa, Shigeo
ナカガワ, シゲオ
著者名
西川, 勲
Nishikawa, Isao
ニシカワ, イサオ
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学農学部研究報告
巻(号)
18(1)
ページ
151-158
出版者
神戸大学農学部
刊行日
1988-01
公開日
2006-09-15
注記
本文ファイルは、国立情報学研究所CiNiiより提供されたものです。
抄録
グルタールアルデヒド(GA)添加量が4%又は8%,鞣し液のpHが4又は7で4種類の鞣し革を調製し,水抽出処理がGA鞣し革の安定性に及ぼす影響を,時間,温度,pH,各種酸,アルカリ剤添加などの条件を変えて検討した。安定性の指標はGA溶出率と液中熱収縮温度(Ts)を用い,以下の結果を得た。1. 温度50℃,1∿16時間水抽出した場合,GAの溶出は1時間でほぼ最高に達し,溶出率は0.8∿1.2%であった。GA 4%区,8%区ともにGA溶出率は鞣し時のpH4がpH7より大であった。Tsの抽出時間に伴う低下は認められなかった。2. 温度20∿80℃で2時間水抽出した場合,GA溶出率は40℃より温度上昇に伴い増加し,鞣し時のpH4がpH7より大であった。Tsの低下は60℃以上で認められ,GA含量,鞣し時のpHが高い程僅かであった。3. Clark-Lubsの緩衝液により調整した各pHにおいて抽出した場合のGA溶出率はpH7∿10では低く,pH6以下ではpH低下に伴って増加する傾向が認められた。Tsの低下はpH3以下で大であった。4. 各種酸類による抽出の場合,GA溶出率のパターンやGA溶出率とpHの関係は各々異なっていたが,酸によるpH低下とともにGA溶出率は増加した。一方水酸化ナトリウムによる抽出においては,pHの上昇とともにGAの溶出は抑制された。Tsの低下は過塩素酸で大きく,リン酸で僅かであった。5. 温度50℃で2時間の水抽出を5回反復した場合, 全GA量の1.66∿2.14%が溶出され,GA鞣しは水に安定であることを認めた。
The stability of glutaraldehyde (GA) tanned leather was investigated under various conditions (time, temperature and pH), and the points of decrease of shrinkage temperature (Ts) and of the ratio of extracted GA were discussed. In the water extraction for 1 hour-16 hours at 50℃, the ratio of extracted GA reached almost its maximum in one hour, and the ratio was greater at pH4 than at pH7. The ratio of GA extraction, after two-hour water extraction from 20℃ to 80℃, increased from 40℃ as the temperature became higher. The ratio was greater at pH4 than at pH7. The decrease of Ts could be seen above 60℃. The ratio of GA extraction was smaller at pH7-pH10. The ratio tended to increase below pH6 as pH decreased, while the decrease of Ts was greater below pH3. When two-hour water extraction of GA tanned leather was performed five times at 50℃, only 1.66%-2.14% of GA content was extracted. It was found that this method of tanning leather caused stability for water.
カテゴリ
神戸大学農学部研究報告
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18巻
>
18巻1号(1988-01)
紀要論文
関連情報
NAID
110000410533
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
0452-2370
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NCID
AN00086218
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