神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
https://doi.org/10.24546/00225571

このアイテムのアクセス数:58件（2025-09-12 05:46 集計）

閲覧可能ファイル 

ファイル フォーマット サイズ 閲覧回数 説明
00225571 (fulltext) pdf 956 KB 31

メタデータ

ファイル出力

メタデータID
00225571
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
循環式穀物乾燥機の乾燥条件に関する研究
ジュンカンシキ コクモツ カンソウキ ノ カンソウ ジョウケン ニ カンスル ケンキュウ
その他のタイトル
An Investigation of Drying Conditions of a Circulating Grain Dryer
著者
豊田, 浄彦 ; 前川, 孝昭 ; 山沢, 新吾
著者名
豊田, 浄彦
Toyoda, Kiyohiko
トヨダ, キヨヒコ
著者名
前川, 孝昭
Maekawa, Takaaki
マエカワ, タカアキ
著者名
山沢, 新吾
Yamazawa, Shingo
ヤマザワ, シンゴ
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学農学部研究報告
巻(号)
16(2)
ページ
499-508
出版者
神戸大学農学部
刊行日
1985-01-31
公開日
2006-09-15
注記
本文ファイルは、国立情報学研究所CiNiiより提供されたものです。
抄録
2槽モデルに基づいた計算機シミュレーションにより空気温度等の乾燥条件と乾燥能力との関係を調べ, 循環式乾燥機の乾燥条件について次の知見を得た。(1) 風速0.15∿0.5m/s, 空気温度30∿80℃の範囲で送風エネルギは空気加熱エネルギに比べ無視できる程度に小さく, 乾燥所要エネルギの代わりに空気加熱エネルギを用いても考察の結果に大きな差異は生じない。(2) 空気加熱エネルギは風速の小さい範囲(例えば, 0.2m/s以下)では空気温度の上昇とともに漸増傾向を示すが, 風速の大きい範囲(例えば, 0.3m/s)以上では, もみの場合40℃付近で, ビール麦の場合50℃付近で各々最大値を示す。その際, 空気温度の上昇に伴う空気加熱エネルギの増加傾向はビール麦においてより顕著である。(3) 平均乾燥速度の増加は主に空気温度の上昇によって得られ, 風速が大きい程, 空気温度の平均乾燥速度への影響は大きい。(4) 穀物流下速度の増加に伴い, 平均乾燥速度は増加し, 一方, 空気加熱エネルギは減少する傾向を示すが, ある穀粒流下速度以上では, 共に平衡化し, 一定値に近付く(図12,13)。両者が平衡に達する時の穀物流下速度は穀物の乾燥部滞留時間θ_dをθ_k(桴の乾燥がほぼ終了する乾燥期間)とした時の値に対応する。したがって, 乾燥部滞留時間をθ_k以下に制御することにより, 平均乾燥速度が大きく, 空気加熱エネルギの小さい, 効率的な乾燥を行うことができる。
The authors have studied the drying characteristics of a thin layer of grain by experimants and developed 'Two-Tanks Model', which could explain the drying characteristics of the initial drying period and 'tempering effect' in the intermittent drying process accurately. In this paper, the expression of this model was expanded and adopted to grain drying of a thick layer in a crossflow dryer with a recirculater. A computer simulation of a drying process of the dryer was carried out and presented relations between drying factors and the index of drying capacity, which were the mean drying rate and the energy required for drying. Optimum values of the drying factors, such as temperature of drying air, air velocity and velocity of the downward flowing grain in a drying chamber, were obtained.
カテゴリ
神戸大学農学部研究報告 ＞ 16巻 ＞ 16巻2号（1985-01-31）
紀要論文
関連情報
NAID
110000410630　CiNiiで表示