カエル骨格筋の収縮性に対する麻痺性貝毒の影響

知見, 憲次; 田場, 典治; 新谷, イサオ

doi:https://doi.org/10.24546/00225577

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メタデータID	00225577
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出版タイプ	Version of Record
タイトル	カエル骨格筋の収縮性に対する麻痺性貝毒の影響
タイトル	カエルコッカクキンノシュウシュクセイニタイスルマヒセイカイドクノエイキョウ
その他のタイトル	Effects of Paralytic Shellfish Poison on Contractility of Frog Skeletal Muscle
著者	知見, 憲次 ; 田場, 典治 ; 新谷, イサオ
著者名知見, 憲次 Chimi, Kenji チミ, ケンジ
著者名田場, 典治 Taba, Noriji タバ, ノリジ
著者名新谷, イサオ Niiya, Isao ニイヤ, イサオ
言語	Japanese (日本語)
収録物名	神戸大学農学部研究報告
巻(号)	16(2)
ページ	547-552
出版者	神戸大学農学部
刊行日	1985-01-31
公開日	2006-09-15
注記	本文ファイルは、国立情報学研究所CiNiiより提供されたものです。
抄録	麻痺性貝毒gonyautoxins (GTXs), フグ毒tetrodotoxin (TTX)および筋弛緩剤curareについて, カエル縫工筋標本の収縮性におよぼす影響を比較検討した。1. 被検毒物はリンゲル液で希釈して所要の濃度に調製した。実験開始直前にカエル縫工筋organ-bath内に懸垂し, 被毒物をbath内に加えて筋標本を浸漬した。これについて, 一定の反復電気刺激を加え, 単収縮曲線を常法に従って煤煙紙上に連続的に描記させ, 収縮曲線を作成した。2. 1.0,5.0および10.0MU/mlのGTXs液に浸漬した筋標本においては, GTXs濃度が高くなるにつれて, 収縮曲線の持続時間と収縮高の半減期が共に短縮した。これにより, GTXsが筋実質になんらかの作用を及ぼしていると推測した。3. 1.0,5.0および10.0MU/mlのTTX液に浸漬した筋標本においても, GTXs液浸漬標本の場合に, 濃度の増加とともに収縮持続時間および収縮高の半減期は反比例的に短縮した。このことから, 筋実質がTTXに強く影響されることをうかがうことができた。4. Curareについては, 50μg/mlというかなりの高濃度で実験を行なったが, 正常標本と同様の収縮曲線を示し, 筋実質に対するcurareの影響は認められなかった。
抄録	In the present study, gonyautoxins (1.0,5.0 or 10.0MU/ml), tetrodotoxin (1.0,5.0 or 10.0MU/ml), and tubocurarine chloride (50μg/ml) were compared and investigated for effects on the contractility of skeletal muscle in frogs. Sartorius muscle of a frog, isolated from the body, was placed in a organ-bath filled with frog Ringer solution containing each concentration of the poison; the muscle preparation was then stimulated repeatedly; and isotonic contractions were recorded on smoked paper by an isotonic lever giving a magnification of fifteen-times. The electrical stimuli were 20 volt pulses of 0.5 msec duration and the rate of stimulation was 5 pulses per minute. As a result, some contraction curves were obtained, and the effects of poisons on these curves were examined. The height of isotonic contraction decreased rapidly with increasing concentration of the poison in the muscle treated with gonyautoxins or tetrodotoxin. In the muscle treated with tubocurarine chloride, however, contraction curves were not affected by its poison.
カテゴリ	神戸大学農学部研究報告＞ 16巻＞ 16巻2号（1985-01-31）
カテゴリ	紀要論文
関連情報	NAID 110000410636　CiNiiで表示

資源タイプ	departmental bulletin paper
ISSN	0452-2370　OPACで所蔵を検索　 CiNiiで学外所蔵を検索
NCID	AN00086218　OPACで所蔵を検索　 CiNiiで表示

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