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抄録 |
水田転換畑で秋作麦の前作として平畦栽培したトウモロコシの生育・収量に及ぼす品種, 排水システム及び栽植密度の影響について検討した。品種は極早生種(パイオニアA号, P3732)と早生種(パイオニア1号, P3432)とを供試した。排水システムは主暗渠間隔(10,20m)と補助暗渠間隔(1,2m)とを組合わせた, 10m-1m (101), 10m-2m (102), 20m-1m (201)及び20m-2m (202)の4種類とした。栽植密度は条間は70cmとし, 株間を15cm(密植), 22.5cm(標準植)及び30cm(疎植)の3水準とした。4月26日に2粒ずつ播種し, 5月21日に間引いて1株1本とした。各処理の主効果が有意となった, 収穫期における諸形質について要約すると次のとおりである。品種の効果については, 草丈, 稈長, 主稈葉数及び雌穂着生位置は早生>極早生, 百粒重, 一穂粒重, 子実重歩合, TDN%及び乾子実収量は極早生>早生であった。残存生葉数, 一穂粒数, 地上部乾物重, 総乾物収量及びTDN収量は, 品種間に有意差が認められなかった。排水システムの効果については, 上記全形質が101,102>201,202であった。補助暗渠の効果については, 草丈と稈長は102>101,草丈, 稈長, 一穂粒数, 一穂粒重, 地上部乾物重, 乾子実収量及びTDN収量は201>202であった。栽植密度の効果は, 草丈, 稈長, 一穂粒数, 一穂粒重, 地上部乾物重は疎植>標準植>密植, 主稈葉数は疎植, 標準植>密植, 百粒重は疎植>密植であった。総乾物収量は密植>疎植, 乾子実収量及びTDN収量は密植, 標準植>疎植であった。残存生葉数, 雌穂着生位置, 子実重歩合及びTDN%は, 栽植密度間に有意差は認められなかった。以上の結果から, 西南暖地の重粘土型水田の転換畑で, 秋作麦の前作として, トウモロコシを平畦で栽培する場合には, 主暗渠間隔10m, 補助暗渠間隔1∿2mの暗渠排水システムを施工し, 極早生又は早生種を, 10a当り9000本前後の密度で栽培する必要があると考えた。
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