神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
https://doi.org/10.24546/00228555

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メタデータID
00228555
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
アルファルファの栄養繁殖に関する研究 (I) : 茎挿し繁殖における根の形態形成(園芸農学)
アルファルファ ノ エイヨウ ハンショク ニ カンスル ケンキュウ 1 クキザシ ハンショク ニオケル ネ ノ ケイタイ ケイセイ エンゲイ ノウガク
その他のタイトル
Studies on the Vegetative Propagation of Alfalfa Plants (I) : Morphogenesis of Alfalfa Root by Stem Cutting
著者
西川, 欣一 ; 丹下, 宗俊 ; 玄順, 治子
著者名
西川, 欣一
Nishikawa, Kin-ichi
ニシカワ, キンイチ
著者名
丹下, 宗俊
Tange, Munetoshi
タンゲ, ムネトシ
著者名
玄順, 治子
Genjun, Haruko
ゲンジュン, ハルコ
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学農学部研究報告
巻(号)
13(1)
ページ
13-18
出版者
神戸大学農学部
刊行日
1978
公開日
2006-09-15
注記
本文ファイルは、国立情報学研究所CiNiiより提供されたものです。
抄録
植物の栄養器官の一部が, 不定根, 不定芽を分化して植物体に復原することは, 作物の栄養繁殖, または牧草の再生現象などに関係するので, 農業上重要な問題である。本報告はアルファルファの茎挿し繁殖における根の形態形成に関する組織解剖学的観察を試みたもので, 得られた主な結果は次のとおりである。1) 挿し木時から挿し木後16日までの根源体の発現と発達過程の経日変化は, 挿し木後3日目から挿し穂基部の肥大がおこり, 挿し木後6日目頃に根源体の発現が観察された。挿し木後12∿16日目になると, 新生木部, 形成層と根源体との連絡が認められた。2) 根源体の発現位置は形成層に接する篩部付近の細胞分裂増殖に始まり, 形成層から篩部にかけて根源体は発現した。その後表皮の亀裂と皮層の肥大が進むと共に, 根源体は次第に発達し, 皮層のやわらかい組織中を伸長して発根した。3) 挿し穂切口のカルス形成に及ぼす挿し床の水分条件の影響は, 挿し床のポットを水をはったバット中に浸漬するという過湿の状態におくと, 挿し穂切口のカルス形成は抑制されて, 殆んどの個体で切り口から直接発根した。
Rooting from the stem cuttings have been known in many plants, and this phenomenon is very important in agriculture with regard to the vegetative propagation of crops and the regeneration of forages. In this paper, the vegetative propagation method of alfalfa by stem cutting was studied and the morphogenesis of root by the morphological observation was carried out. The emergence and development of root primordias on the cambium were observed for 16 days after cutting. At 3 or 4 days after planting, the cuttings caused the corpulence on the section of them. And at 6 days after planting, the change of cambiums and the emergence of root primordias from cambiums were investigated. After and 12th day, the habit of the connection among the new xylem, the cambium and root primordia was obviously found. The change of the cortical layer and the destruction of epidermis took place in addition to the development of root primordias on the cambium. From the above results, the position of the root primordias and the morphological development could be observed.
カテゴリ
神戸大学農学部研究報告 ＞ 13巻 ＞ 13巻1号（1978）
紀要論文
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110000410275　CiNiiで表示