https://doi.org/10.24546/00518523
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抄録 |
日本は,世界でも有数の災害大国であり,災害の度に復興がなされてきている.これらの事例を今後おこるであろう災害に対しての復興に生かすことが求められる.この研究では,災害復興について考えるため,既往の研究を通じて,過去の災害復興事例についての検証を行った.すなわち,復興事例の手法において,安全性への考慮はもちろんのこと,地域の文脈,地域らしさ,地域性に配慮されているのかが重要であると考え,各事例の復興手法と地域性との関連をまとめた.そして地域性と共生した復興,「共生的安全」について考察した.まず,地域性としては,自然(山,川,海,森),産業(漁業,農業,酒造,観光),コミュニティ(都市,まち,街区),まちの雰囲気(まちなみ,景観)を挙げた.こういった被災地におけるまちの文脈,地域性,地域のアイデンティティを牛かした復興が必要ではないかと考えたのである.そして,こういった地域性と,3つの事例(北海道南西沖地震,雲仙普賢岳噴火災害,新潟県中越地震)の復興手法の関係に関する考察から,災害復興において,「共生的安全」を考えた復興をするうえで重要なこととして,4点挙げた.第一に従前からの計画において地域の特性をよく加味し,思案しておくことである.第二に災害後において,災害に関して問題となった被災地の特性を検討し,復興を行うことである.第三に住民の意見を取り入れた住艮参加のまちづくりである.地域性を考える上で,件民の意見は不可欠であり,住民と行政が一体となってまちづくりを行うことが必要である.第四に自然環境との共生と持続可能な発展である.自然と共生することは,地域間有の自然環境と共生することであり,そのまちの地域性を考慮することにつながる.過去の事例の復興事例から,以上の4点を踏まえたうえで,復興を行うことで,今後起こるであろう災害からの復興において,地域性との共生を考慮し,安全性を高める復恥ができるのではないかと考察した.
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