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https://doi.org/10.24546/0100477440
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2025-06-27
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メタデータ
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メタデータID
0100477440
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
アジアの巨⼤災害から⻑期を経た⽣活復興 : 被災⼤学連携調査にみる制度課題
Life Recovery in the Long Run from Mega Disasters in Asia: Implications from the Joint Survey across Disaster Stricken Universities
著者
金子, 由芳 ; アルヴィシャーリン, テュク ; フセイン, タクワディン ; 王, 建平 ; フロラノ, エビネザー
著者ID
A1671
研究者ID
1000010291981
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=f2f28f96165ce602520e17560c007669
著者名
金子, 由芳
カネコ, ユカ
Kaneko, Yuka
所属機関名
社会システムイノベーションセンター
著者名
アルヴィシャーリン, テュク
著者名
フセイン, タクワディン
著者名
王, 建平
著者名
フロラノ, エビネザー
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学都市安全研究センター研究報告
巻(号)
26
ページ
168-191
出版者
神戸大学都市安全研究センター
刊行日
2022-03
抄録
本稿は、東⽇本⼤震災から10年を迎える2021年3⽉を契機に、東⽇本⼤震災被災地とともに、2004年インド洋津波から17年を経たインドネシア・アチェ州の州都バンダアチェ、2008年四川⼤地震から13年⽬の中国四川省の激甚被災地、および2013年台⾵ヨランダから8年を経たフィリピン・レイテ島の州都タクロバンにて、各地の被災⼤学間の研究連携により、共同の質問票による構造的な聴取り調査を⾏い、もって数年から⼗数年の⻑期のスパンにおける被災者の⽣活再建の状況に注⽬する視点で、共通課題の抽出を試みた連携調査の概要報告である。アチェでは地元シャクアラ⼤学の研究グループにより、元地再建・嵩上げ区画整理・⾼台移転と復興形態の異なるバンダアチェ内外の3か村の合計98世帯に対して、また中国四川では四川⼤学の研究グループにより、⼤規模な集団移転型復興の事例となった綿陽市北川県、およびこれとの対⽐で元地再建となった同市安州県の合計183世帯に対して、またタクロバンではフィリピン⼤学の研究グループにより、⽔際建築制限の対象となった2つの基層⾃治体(バランガイ)の合計100世帯に対して、それぞれランダムな抽出法による⼾別聴取り調査を実施した。主な結果として、⽣活苦のもとで安全を諦める「安全の逆進性」が⾒出され、これに対する政府の公的介⼊が「安全か⽣活か」のトレードオフを際⽴たせる⽅向で進み、また「安全」感の回復を遅らせる傾向が⾒出された。共通の背景として、災害復興の公法的枠組みにおいて公権⼒の発動による私権制限を当然視する前世紀以来の法や制度慣⾏が硬直化し、「安全」と「⽣活」のバランスを⽋く帰結をもたらしている問題がある。
キーワード
⽣活復興
安全の逆進性
東⽇本⼤震災
アチェ津波
四川⼤地震
台⾵ヨランダ
カテゴリ
社会システムイノベーションセンター
神戸大学都市安全研究センター研究報告
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26号(2022-03)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1342-9167
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NCID
AA11142997
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