神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
https://doi.org/10.24546/0100478265

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メタデータID
0100478265
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
日本における仕事の安定性と雇用区分の関係—認識と現実
その他のタイトル
The Relationship between Job Security and Employment Category in Japan : Perception and Reality
著者
李, 慧慧 ; 田中, 喜行 ; 勇上, 和史
著者ID
A2951
研究者ID
1000000907686
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=f6589ef1936e849c520e17560c007669
著者名
李, 慧慧
リ, ケイケイ
Ri, Keikei
所属機関名
経済学研究科
著者ID
A0670
研究者ID
1000040779039
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=5edc4a1c83bb1b15520e17560c007669
著者名
田中, 喜行
タナカ, ヨシユキ
Tanaka, Yoshiyuki
所属機関名
経済学研究科
著者ID
A0645
研究者ID
1000090457036
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=c2b18b4890baacbc520e17560c007669
著者名
勇上, 和史
ユウガミ, カズフミ
Yugami, Kazufumi
所属機関名
経済学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
227(1)
ページ
65-81
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2023-01-10
公開日
2024-02-07
抄録（自由利用可）
本稿では，1年以内の失業可能性という主観的な失業リスクと，1年以内の会社都合離職率という客観的な失業リスクに焦点をあて，労働時間や契約期間，雇用形態という複数の雇用区分に基づく仕事の安定性（jobsecurity）の差異を明らかにした。その結果，主観的な失業リスクは，呼称による非正規と正規という雇用形態に比べて，有期と無期という契約期間による差異が大きかったものが，近年のデータでは，雇用形態による差異が顕著であることが示された。客観的な失業リスクもまた，近年のデータでは，契約期間よりは雇用形態による差異が明確であることが確認された。こうした変化の背後には，マクロの労働市場の状況や労働法制の変化の影響が示唆される。一方で，呼称による雇用形態における仕事の安定性の明確な差異は，日本において，企業の雇用管理上の区分が，事実上の契約関係を内包していると解釈された。
キーワード
仕事の安定性
失業リスク
雇用区分
有期労働契約
非正規の職員・従業員
カテゴリ
経済学研究科
国民経済雑誌 ＞ 227巻 ＞ 227巻1号（2023-01-10）
紀要論文