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https://doi.org/10.24546/0100487669
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2025-05-05
13:05 集計
)
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0100487669 (fulltext)
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17
メタデータ
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メタデータID
0100487669
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
講演記録 経営学におけるオートエスノグラフィーの導入 : 研究者がひとびとの心に刺さる本を書く意味
その他のタイトル
Introduction of Autoethnography in Business Administration : What it Means for Researchers to Write Books that Reach People's Hearts and Minds
著者
著者名
高橋, 勅徳
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
228(1)
ページ
107-131
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2024-03-10
公開日
2025-04-01
抄録(自由利用可)
近年,経営学を含む社会科学全般でオートエスノグラフィーという,新たな方法が試みられている。研究者も社会現象を担う一人の主体として捉え自身の体験を研究の対象とするだけでなく,小説や詩など表現の手段を問わないオートエスノグラフィーは,その過激さとラディカルさ故に注目が集まるあまり,その含意が見落とされがちな方法論でもある。近年はアカデミックなモノグラフに求められる一般化可能性を,調査・分析の手続きの洗練に求め,フィールドワークにおいても定性的に見出した発見を定量的に検証していく混合研究の必要性が指摘されている。混合研究とそれを容易にする分析支援ツールの登場は,フィールドワークを通じて研究者が現場に積極的に関わり,社会に介入していくダイナミズムを失わせる,フィールドワークの終末と呼ぶべき危機を招いている。このフィールドワークの終末に対して,オートエスノグラフィーは,一般化可能性を記述によるリアリティの獲得に求め,感情へのリーチ,議論の喚起,メディアの拡張を意図した独特な記述スタイルによって,この危機の克服を目指している。本講演ではギアツの厚い記述やシカゴ学派社会学の振り返りを手がかりに,定性的方法論が目指してきた独特な視座を再確認し,混合研究からの解放を目指したオートエスノグラフィーを実践について,特に書籍を通じた社会との関わりという観点から,筆者自身の経験に基づいて明らかにしていきたい。
キーワード
オートエスノグラフィー
フィールドワークの終末
リアリティと一般化可能性
カテゴリ
国民経済雑誌
>
228巻
>
228巻1号(2024-03-10)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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