神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
入力補助
English
カテゴリ
学内刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
https://doi.org/10.24546/0100487707
このアイテムのアクセス数:
183
件
(
2025-05-23
13:49 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
0100487707 (fulltext)
pdf
908 KB
317
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
0100487707
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
《「思い出」 を 「作る」 》 に関する一考察 : 書き言葉コーパス・話し言葉コーパスでの使用頻度比較から
A thought on "'Making' 'Memory.'" From the Frequency Comparisons of Usage in Written and Spoken Corpora.
著者
著者名
中尾, 桂子
言語
Japanese (日本語)
収録物名
統計数理研究所共同研究リポート
巻(号)
469
ページ
63-82
出版者
統計数理研究所
神戸大学大学教育推進機構石川慎一郎研究室
刊行日
2024-03-25
抄録(自由利用可)
自発的、結果的な意味で捉えられる語と、意志性の高い他動的な語が共起することに違和感を覚 える人、覚えない人がいる。語感の違いは、使用者の年代の違い、すなわち、時代の流れの中で の語の意味や意味役割の変化と捉えられるものかもしれない。ことばの変化ならば、時代の流れの 中に、語用における変化の様なものが見えるのではないか。そこで、「思い出」を取り上げ、国立国 語研究所言語資源開発センターの書き言葉コーパスである BCCWJ、SHC、CHJ、ならびに、話 し言葉コーパスである CSJ、CEJC、NUCC、CWPC、COJADS、SSC での共起動詞の頻度を調 べた。結果、①「思い出」は、「語る」「残す」といった他動性が明確で、「記憶」と意味上の関連性が ある動詞と共起することが多く、意味の上での親和性に関する制約があり得ると考えられた。さらに、 ②書き言葉 CHJ で、「思い出」が他動性の高い意志動詞と共起する用例が、近代以降にしか見ら れず、BCCWJ では、特に、90 年代に多いが、2010 年以降は減少していた。これと、違和感を覚 える声とを合わせると、規模は小さいが、近代以降の「思い出」の意味や統語上の意味役割に、平 成後期の時期に、なんらかの変化が起こっていることもあり得ると考えられた。
キーワード
書き言葉コーパス
話し言葉コーパス
「思い出を作る」
語義
変化
カテゴリ
統計数理研究所共同研究リポート(神戸大学石川慎一郎研究室刊行分)
>
469号(2024-03-25)
紀要論文
詳細を表示
資源タイプ
departmental bulletin paper
NCID
BN02360534
OPACで所蔵を検索
CiNiiで表示
ホームへ戻る