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https://doi.org/10.24546/0100493536
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2025-04-29
16:08 集計
)
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説明
24_03 (fulltext)
pdf
1.07 MB
92
メタデータ
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メタデータID
0100493536
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
自己愛傾向に対する敵意帰属と怒りの効果 : 有意領域アプローチによる調整効果の検討
The Effects of Hostile Attribution and Anger on Narcissistic Tendency: Moderation Analysis using Regions Significance Approach.
著者
著者ID
A0556
研究者ID
1000010335408
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail.html?systemId=a7e99f369163d659520e17560c007669
著者名
相澤, 直樹
アイザワ, ナオキ
Aizawa, Naoki
所属機関名
人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学発達・臨床心理学研究
巻(号)
24
ページ
9-15
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科心理発達論分野
刊行日
2025-02-28
抄録(自由利用可)
本研究では,相澤(2015)により検証された,怒りの情動反応を調整変数とする敵意帰属の自己愛傾向に対する調整効果モデルについて,有意領域アプローチを用いた交互作用の検討をおこなった。その結果,自己愛傾向の有能感・万能感,ならびに,注目・賞賛欲求については,怒りの情動反応が低い場合の敵意帰属の負の効果が広く認められた。それに対し,自己中心性・自己主張性については,怒りの情動反応が高い場合の敵意帰属の正の効果が広くみられた。以上の結果は,怒りの情動反応が有能感・優越感,注目・賞賛欲求の低下を抑制する方向に,また,自己主張的な行動を促進する方向にそれぞれ敵意帰属の効果を調整することを意味する。その他,自己愛性抑うつについては,怒りの情動反応が強い場合の敵意帰属の負の効果が示され,怒りの情動反応が敵意帰属による抑うつを抑制する方向に調整することが示唆された。自己関心・共感性の欠如についても,仮説に一致する調整効果が示唆された。本研究では有意領域アプローチを用いることで,怒りの情動反応の調整効果の詳細が明らかとなった。今後は,実験的手法を用いることで要因間の因果関連を検討した,臨床心理面接や臨床心理検査による事例研究を用いてモデルの臨床的な有用性を検証する必要がある。
キーワード
自己愛傾向
敵意帰属
怒り
調整効果
有意領域アプローチ
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学発達・臨床心理学研究
>
24巻(2025-02-28)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
NCID
AA11821911
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