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https://doi.org/10.24546/0100493604
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2025-07-18
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0100493604 (fulltext)
pdf
2.10 MB
130
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0100493604
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
ピエール・ボナールの窓、その内と外 : 1921年の作品《開かれた窓》を中心に
A Window for Pierre Bonnard, the Inside and Out: Focusing on The Open Window from 1921
著者
著者名
和田, 圭子
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
38
ページ
120-145
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2025-03-18
抄録(自由利用可)
ピエール・ボナールの1921年の作品《開かれた窓》では、ルネサンス以来のヨーロッパで遠近法絵画に喩えられてきた窓を主題としながら、対象が透視図法に則って奥行きをもって再現されるのではなく、室内空間と窓を通して見える戸外の風景が異なる二つの色の領域として等価で並置されている。このような表現が第二次世界大戦以降のアメリカで抽象表現主義の画家たちに影響を与えたことは、ジャン・クレールらによって指摘されてきた。しかし先行研究では、ボナールの作品の中で室内と戸外がどのように互いに関係し、どのような意味を持つ空間であったのかについては詳しく論じられていない。しかし本稿で明らかにするように、《開かれた窓》の細部の描写に注目し、さらにボナールの1890年代の作品や他のジャンルの作品と比較すると、《開かれた窓》には、ボナールが確立した独自の新しい表現とともに、彼が19世紀末の画業初期から傾倒していた思潮や、世紀転換期の室内空間の経験を見て取ることができるのである。
キーワード
ピエール・ボナール
窓
室内
知覚
擬態
痕跡
虚空
カテゴリ
国際文化学
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38号(2025-03-18)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
eISSN
2187-2082
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