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https://doi.org/10.24546/0100494059
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0100494059 (fulltext)
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1.48 MB
45
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0100494059
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
「文検修身科」における試験委員の学説と試験問題の関係 : 【国民道徳】登場以降の【日本倫理学史】【東洋倫理学史】分野の試験問題を中心に
The Relationship between Academic Theories and Exam Questions in Secondary School Teacher Certification Examination on Moral Education: Focusing on History of Japanese and Eastern Ethics in relation to National Morality
著者
著者名
蓑毛, 智樹
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
18(2)
ページ
23-32
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2025-03-31
抄録
本稿は、「文部省師範学校中学校高等女学校教員検定試験」(通称「文検」)の「修身科」(以下、「文検修身科」とする)を対象に、【国民道徳】が登場して以降の【日本倫理学史】と【東洋倫理学史】分野において、試験委員である井上哲次郎と服部宇之吉の学説がどのように試験問題に反映されたのかを明らかにするものである。井上が担当した【日本倫理学史】分野では、【国民道徳】分野との関係から日本の倫理思想史について尋ねる問題が出されており、【国民道徳】の理解を補完する内容が含まれていた。また、服部が担当した【東洋倫理学史】分野では、中国の倫理思想史に関する教養が問われながらも、儒教における革命の是非が質問に出されるなど、日本の国民道徳と儒教との関係性が強く意識されていた。さらに、第一次世界大戦にともなって民主的潮流が高まりを見せると、日本および中国の倫理思想史の地平から国体の補強をなす井上と服部の学説が試験問題に反映された。受験者たちは試験委員の学説を理解するために、著書や論文、講演からも学び取ろうとしており、「文検修身科」を媒介として井上と服部の学説が強力に伝播されていた。そして、井上と服部の後任の試験委員には同じ思想を共有する学者が選ばれており、試験委員の学説と試験問題の結びつきは最終回(1943 年)まで継続されたことが予想される。
キーワード
文部省中等教員検定試験
修身科
国民道徳
井上哲次郎
服部宇之吉
カテゴリ
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
18巻
>
18巻2号(2025-03-31)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
18822851
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eISSN
18825753
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NCID
AA12316357
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