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https://doi.org/10.24546/80060009
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80060009 (fulltext)
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80060009
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
「かにばば」と胎毒 : 近世産育書における「胎毒」観の変遷に関する一考察
カニババ ト タイドク キンセイ サンイクショ ニオケル タイドクカン ノ ヘンセン ニカンスル イチコウサツ
その他のタイトル
The Idea of Taidoku and Meconium: Historical Study of Child Birth and Rearing in the Edo Period Japan
著者
著者名
島野, 裕子
Shimano, Yuko
シマノ, ユウコ
所属機関名
神戸大学大学院総合人間科学研究科
著者名
白水, 浩信
Shirozu, Hironobu
シロズ, ヒロノブ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
1(1)
ページ
91-100
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2007-11-09
公開日
2007-11-14
抄録
本稿では、近世産育書における「胎毒」観に関する研究として、「かにばば」に焦点をあてる。「胎毒」とは、子どもの病の原因となる重要な概念であり、新生児に対する世話が依って立つ基本的視座になっていた。産育書の中において人びとは、子どもがこの「胎毒」が原因となって「病」になることを恐れ、出生直後から非常な注意を傾けていたのである。病の元凶たる「胎毒」から子どもを守るために重要とされた対処法は、まずは、産まれたばかりの子どもの胎便、つまり「かにばば (ここ)」を速やかに「下す」ことが望ましいとされた。本稿では、まず「かにばば」の語源について考察し、近世期の主だった産育書をとりあげ分析した。著者たちはそれぞれの立場から、この「かにばば」を「下す」理由を説明している。「かにばば」は、「穢ハしき」ものとして、それそのものが「胎毒」であると説明する一方で、「胎毒」とは区別されるべきであるという異論も存在した。また、「胎毒」は疱瘡など「特定の病」に対する原因から、次第に「小児の病」全般の原因へと範囲が拡大していったのである。「母から受ける毒」と捉えられた「胎毒」の検討は近世産育観の変遷を見る上でも重要である。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
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1巻
>
1巻1号(2007-11-09)
紀要論文
関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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