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https://doi.org/10.24546/81003438
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81003438 (fulltext)
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1.18 MB
93
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メタデータID
81003438
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
母子保健領域における心理職の役割に関する事例研究 : 鳥取県X市保健センターでのインタビュー調査
ボシ ホケン リョウイキ ニ オケル シンリショク ノ ヤクワリ ニ カンスル ジレイ ケンキュウ トットリケン Xシ ホケンセンター デ ノ インタビュー チョウサ
その他のタイトル
Case Analysis on the Roles of Psychologists in Maternal and Child Health Service : through Research Interview at a Public Health Center in Tottori Prefecture
著者
著者名
瀬々倉, 玉奈
Sesekura, Tamana
セセクラ, タマナ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
5(1)
ページ
53-66
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2011-09
公開日
2011-11-01
抄録
親子をめぐる環境が大きく変化してきたことに伴い、母子保健事業の目的も「子育ち支援」から「子育ち・子育て支援」へと変遷した。これに伴い、母子保健事業を担う保健センターにおける心理職に求められる役割も変化してきている。ところが、厚生労働省が提示した「健やか親子21」の開始年度(2001年度)に実施された全国調査(瀬々倉.2010)では、心理職が事業に関わっている保健センターは限られており、心理職の役割モデルや援助モデルが確立されておらず、特に臨床心理学を学んだ若手の心理職が専門性の活用について困っていることが明らかとなった。一方、母子保健事業実施の中心的役割を担う保健師は、心理職と共に仕事をする過程で、心理職の重要性や意義を徐々に理解していくことも明らかにされた。「健やか親子21」開始から10年を経た2011年度に、筆者は先の全国調査と同様の調査を実施する予定であるが、その予備的研究としてインタビュー調査を実施した。上述した全国調査の結果をふまえ、臨床心理学を学んだ若手の心理職が勤務しており、母子保健事業への取り組に熱心である鳥取県内X市保健センターに所属する保健師と心理職とを対象とし、心理職の役割に関して対話形式の半構造化面接を行った。その結果、主に以下の3点が明らかになった。①子育ち・子育て支援という新しい枠組みにおける母子保健領域は、人手不足に伴う問題、他機関との連携に関する問題、心理職の役割に関する問題など、保健師・心理職いずれにとっても課題が山積している一方で、多職種のコラボレートによる援助が可能であること、親子に最早期から関われること、家庭訪問が可能であることなど、心理職のみで行う援助とは異なる可能性を秘めている。②母子保健領域における心理職は、保健師からの期待が高く、肯定的なイメージをもたれてはいるものの、その役割モデルや保健師等とのコラボレートによる援助モデルが具体的な形で構築されていない。③以上の2点から、心理職は自らの専門性の活用について、様々な困難を感じており、心理職の役割モデルと多職種のコラボレートによる援助モデルの構築が急がれるとの結論が得られた。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
5巻
>
5巻1号(2011-09)
紀要論文
関連情報
NAID
110008677107
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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