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https://doi.org/10.24546/81003440
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81003440 (fulltext)
pdf
1.07 MB
332
メタデータ
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メタデータID
81003440
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
19世紀半ばのイギリスにおける「お針子」の表象
19セイキ ナカバ ノ イギリス ニ オケル オハリコ ノ ヒョウショウ
その他のタイトル
Representation of the Seamstress in Mid-19th Century England
著者
著者ID
A0563
研究者ID
1000050362752
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=288fd83dbcbc3428520e17560c007669
著者名
平芳, 裕子
Hirayoshi, Hiroko
ヒラヨシ, ヒロコ
所属機関名
人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
5(1)
ページ
75-83
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2011-09
公開日
2011-11-01
抄録
本論は、19世紀半ばのイギリス、とりわけ1840年代のロンドンを中心に様々なメディアに登場した「お針子」の表象について考察するものである。研究を通じて次のことが明らかとなった。まず雑誌においては、貧しいお針子が憔悴した姿で、時に骸骨姿に代えて描かれた。それらはファッションに興じる裕福な男女の図像と対比的に示されることによって、ますますその悲惨さが強調された。次に政府による児童雇用委員会の報告書においては、お針子の過酷な労働環境と低賃金、健康被害が明らかにされた。ところが絵画や小説を見てみるならば、お針子がただ下層階級の携わる厳しい労働としてのみ描かれていたわけではないことが明らかとなる。レッドグレイヴを始めとするヴィクトリア朝時代の画家は、産業革命の進行する社会において「内なる家庭」に留まり「裁縫」に携わる「お針子」を主題として描いた。糸紡ぎや機織りが機械化された時代に、「裁縫」における「女性の仕事」としての側面が強調される。鑑賞者たちは、「お針子」の表象を別世界の出来事ではなく、同じ世界の現実の視覚化として強く意識することになった。こうしてそれまで「刺繍」に限定されていた「趣味」としての針仕事は、1850年代にミシンが登場すると「裁縫」にまで広げられてゆくことになったと考えられる。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
5巻
>
5巻1号(2011-09)
紀要論文
関連情報
NAID
110008677111
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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