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https://doi.org/10.24546/81004802
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81004802 (fulltext)
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419
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メタデータID
81004802
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
「混血」をめぐる言説 : 近代日本語辞書に現れるその同意語を中心に
その他のタイトル
Discourse of "Konketsu" : An Examination of Its Synonyms in Modern Japanese Dictionaries and Literatures
著者
著者名
岡村, 兵衛
Okamura, Hyoue
オカムラ, ヒョウエ
所属機関名
神戸大学大学院国際文化学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
26
ページ
23-47
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2013-03-25
公開日
2013-03-29
抄録
本稿では、「混血」や「混血児」、その同意語「雑種」「あいのこ」「ハーフ」という語の意味を探求する。ことばは人々の考えを導くものとサピアは述べているため、ことばを探求することは、そのことばを用いる人々が織りなす文化を理解する手掛かりになる。明治期から現代までの辞書78冊より各語をみると、その指標(種属、種族、人種、民族)が厳密に使い分けられておらず、それらは単に「我々」と異なる「彼ら」とが交(混、雑)じり、合わさった、間の人々という曖昧な意味しか伝えていない。しかし、いくつかの用例から、初出時はヨーロッパ(西洋、「白色人」)とアジア(日本、「黄色人」)との交際によって生まれた人を指す語とされていた。とりわけ、「ハーフ」は女性に対して用いる語と解釈されていた。また、辞書や用例から初出時期を探ると、「雑種」は1873年、「あいのこ」は1886年、「混血」は1903年、「混血児」は1904年、「ハーフ」は1930年に「混血児」の同意語となっていた。辞書の中では曖昧に定義されるこれらの語も、明治期から昭和期に至るまでの初出を見ると、日本を含めたアジア地域と「西洋」の関係が変化するとき、新しい語が登場する傾向があった。
カテゴリ
国際文化学研究科
国際文化学
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26号(2013-03-25)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
eISSN
2187-2082
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