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https://doi.org/10.24546/81005360
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81005360 (fulltext)
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944 KB
219
メタデータ
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メタデータID
81005360
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
女工,お針子,家庭裁縫 : 19世紀アメリカのファッション文化における女性
その他のタイトル
Factory Girl, Seamstress, and Home Sewing: Women in 19th-Century American Fashion Culture
著者
著者ID
A0563
研究者ID
1000050362752
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=288fd83dbcbc3428520e17560c007669
著者名
平芳, 裕子
Hirayoshi, Hiroko
ヒラヨシ, ヒロコ
所属機関名
人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
7(1)
ページ
43-50
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2013-09
公開日
2013-11-27
抄録
本論は,19世紀前半のアメリカにおいて,布地の扱いをめぐる女性の習慣がいかに変化したのかを考察するものである。歴史を通じて布作りは女性の仕事と見做されてきた。ところが産業革命による紡織産業の発展は,それまで家事の中で大きな比重を占めていた糸紡ぎや機織りから女性を解放した。農村の余剰労働力となった女性たちは,機械を監視する工場労働者として,あるいは都市のお針子として賃金労働に従事した。ローウェルの紡績・織布工場の女工たちは布地の生産に携わると同時に,余暇には服飾品を購入し,消費者としても育成された。一方でお針子は,紡績・織布の機械化により次々と生産される布地を,ミシンの実用化前の時代において,過酷な労働環境と低賃金に耐えながら衣服に仕立てた。しかしながら下層階級だけでなく,家庭との結びつきを象徴する針仕事には様々な境遇の女性たちが従事した。そして都市経済の発展とともに増大した中流階級は,女性誌に掲載され始めた裁縫記事を頼りとしながら,家庭裁縫に流行のスタイルを取り入れていった。このようにあらゆる階級の女性たちが,布地や衣服を取り巻く習慣を大きく変えながら,流行文化の形成に加担していった。19世紀前半のアメリカ女性たちの衣服をめぐる経験は,様々な国々で近代化の通過点に生きた女性たちの経験の変容を縮図として示していると言える。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
7巻
>
7巻1号(2013-09)
紀要論文
関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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