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https://doi.org/10.24546/81005362
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81005362 (fulltext)
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1.06 MB
270
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メタデータID
81005362
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
S. プロコフィエフ『ピアノ・ソナタ』における Wrong Notes : 「5つのライン」のスケルツォ的要素
その他のタイトル
S. Prokofiev's Piano Sonatas: An Analysis of Wrong Notes : The Fifth `Scherzo' of Musical Five Lines
著者
著者名
木本, 麻希子
Kimoto, Makiko
キモト, マキコ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
7(1)
ページ
63-75
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2013-09
公開日
2013-11-27
抄録
本研究では,平成26年度提出予定の筆者の博士学位論文「S. プロコフィエフ『ピアノ・ソナタ』全9曲分析研究-5つのラインによる作品分析」の一部として,作曲家の音楽的理念である「5つのライン」に属する「スケルツォの要素」に関する分析を扱った。本論文の内容は,2012年11月25日に京都で開催された「日本音楽学会第63回全国大会」での口頭による研究発表に基づいている。本研究では,プロコフィエフの作品に存在する Wrong Notes と呼ばれる独自の音の扱い方に焦点をあて,その構造的機能を明らかにし,音響的効果との逆説的な関係性を考察した。プロコフィエフの Wrong Notes は,「間違った」という否定的な枠にとどまらず,個性的な響きの源泉とも考えられている。作曲者の先天的な独特の和声感覚とともに,意識的な仕掛けとして構造的に機能していることから,その要素が国際的な名声を得る一因にもなったとの評価もある。本研究では特に,この Wrong Notes の構造的機能の分析を通して,構造上は「間違っていない」機能を持ちながら,「間違っているような」聴覚的印象を与えているという逆説的な表現の問題を明らかにしたい。これまでに,「5つのライン」と本研究で扱う Wrong Notes との関連を指摘した研究もすでにある。しかし,この技法と「5つのライン」のどの特徴が関連しているかという具体的な指摘はまだない。本研究では,5つの作曲理念に関連して,Wrong Notes を第五の要素である「グロテスクなライン」のひとつの技法として位置づけたいと考えている。最終的に,プロコフィエフの理念上の問題と技法上の特徴の両輪から,Wrong Notes の存在を通じてプロコフィエフの作品の本質的な側面に一考を投じたい。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
7巻
>
7巻1号(2013-09)
紀要論文
関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
詳細を表示
資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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