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https://doi.org/10.24546/81008569
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81008569 (fulltext)
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1.21 MB
187
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81008569
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
中国残留日本人孤児をめぐる諸論点と先行研究の批判的検討(上篇)
チュウゴク ザンリュウ ニホンジン コジ ヲ メグル ショロンテン ト センコウ ケンキュウ ノ ヒハンテキ ケントウ (ジョウ ヘン)
その他のタイトル
The Points at issue and A Critique of Previous Literature on "Chugoku Zanryu Koji"(Part.1)
著者
著者名
浅野, 慎一
Asano, Shinichi
アサノ, シンイチ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
8(1)
ページ
181-198
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2014-09
公開日
2014-10-28
抄録
本稿の目的は,中国残留日本人孤児をめぐる研究・実践上の諸論点を整理し,先行研究の到達点と課題をふまえ,今後,解明すべき課題を明確にすることにある。特に本稿(上篇)では,残留孤児が生み出された1945年頃を起点とし,彼・彼女達が日本に永住帰国するまでの時期を主な対象とする。具体的には,①残留孤児の誕生と「戦争被害」,②ポスト・コロニアルの中国を生きる残留孤児,③残留孤児の肉親捜し,そして④残留孤児の永住帰国という4つの局面に焦点を当て,諸論点を整理する。残留孤児を生み出した客観的かつ決定的な契機は,戦争や植民地支配ではなく,東西冷戦下で実施された日本への集団引揚とその打ち切りであった。また残留孤児が直面する問題の多くは,日本(人)と中国(人)の狭間での適応と排除といったナショナルな認知枠では捉えきれず,ポスト・コロニアルの世界社会における階級・階層的な諸問題にほかならなかった。したがって重要なことは,残留孤児の「生命-生活」過程とそこでの矛盾,そしてそれらを克服する彼・彼女達の主体的営為と協働を事実に即して把握することである。国家と市民社会の分離,戦後日本に固有の血統主義的ナショナリズム,自然本質主義と社会構築主義の二分法等の批判的検討も,残留孤児問題の解明には,重要な論点であった。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
8巻
>
8巻1号(2014-09)
紀要論文
関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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