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https://doi.org/10.24546/81008967
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81008967 (fulltext)
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628 KB
264
メタデータ
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メタデータID
81008967
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
欧州統合における低地地方(ベルギー・オランダ)の歴史的役割
オウシュウ トウゴウ ニオケル テイチ チホウ ベルギー オランダ ノ レキシテキ ヤクワリ
その他のタイトル
Low Countries in European Integration History
著者
著者ID
A0627
研究者ID
1000020211815
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=5d3c8eab949381d3520e17560c007669
著者名
奥西, 孝至
Okunishi, Takashi
オクニシ, タカシ
所属機関名
経済学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
209(4)
ページ
17-30
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2014-04
公開日
2016-03-01
抄録
低地地方は中世末期から近代初頭のヨーロッパにおいて商工業が最も発展した地域であり, ブルッヘ (ブルージュ), アントウェルペン (アントワープ), アムステルダムはそれぞれ15世紀, 16世紀, 17世紀ヨーロッパの商業・金融の中心都市であった。 しかし, 16世紀後半のスペイン・ハプスブルクに対する反乱の末に北部のみがネーデルラント連邦共和国 (オランダ) として独立し 「黄金時代」 をむかえたのに対して, スペイン領にとどまった南部はそれまでの経済的な重要性を失い, その後の南北低地地方は多くの点で対照的な特徴をもつベルギーとオランダという国家へと発展した。 そのため, 経済史研究においてもそれぞれの国の特徴的な現象の解明に重点がおかれ, 中世末期からの近代初頭についても低地地方内での中心の移行とともに南北低地地方諸地域の経済構造の差異が研究の焦点となってきた。 しかし,中世末期から低地地方内の諸地域は相互に関連する中で機能を分担しながら発展し,低地地方内の中心都市も相互につながり, その規模と機能を拡大させながら中心地としての役割を継承してきたこと, また, 同時期の低地地方において, 市場経済化および地域統合を促進する社会経済構造や経済的な自由を保証する制度を可能にするボトムアップ型の政策決定構造が発達していたことが明らかになってきており,欧州統合の端緒となる近代初頭における低地地方の役割を理解するためには, 低地地方を地域外との経済関係の拡大と平行して地域内の連関・分業関係を深化させた一つの地域として理解することが重要になっている。
キーワード
近代初頭
南北低地地方
中心都市
地域統合
カテゴリ
経済学研究科
国民経済雑誌
>
209巻
>
209巻4号(2014-04)
紀要論文
関連情報
NAID
110009770291
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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