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https://doi.org/10.24546/81009892
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2025-05-15
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81009892 (fulltext)
pdf
3.15 MB
318
メタデータ
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メタデータID
81009892
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
Between the "Ummah" and "China" : The Qing Dynasty’s Rule over Xinjiang Uyghur Society
その他のタイトル
「ウンマ」と「中華」との間 : 清朝治下の新疆ウイグル社会
著者
著者ID
A1109
研究者ID
1000080283852
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=c8f91851d6caa4d6520e17560c007669
著者名
Wang, Ke
王, 柯
オウ, カ
所属機関名
国際文化学研究科
言語
English (英語)
収録物名
国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要
巻(号)
48
ページ
183*-219*
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2017-07
公開日
2017-08-18
抄録
清朝の新疆統治策は,つまるところ,清朝という非漢族による中国支配の中で規定されたものであった。ウイグル社会の伝統的社会システムを基本的に維持し,その文化的伝統と宗教的伝統を継続させ,非搾取の経済制度を取り,ウイグル人の民族利益を漢族の侵害から守る清朝政策は,むしろウイグル人の漢族との交流,ウイグル人が中国文化圏に吸収されることを防ぐという目的から出発したものであった。清朝は二重構造の中国支配体制を維持するために,ウイグル人勢力の拡大の防止にも気を配り,ウイグル社会における統一的行政システムを作らなかったことは,近代における統一的ウイグル・アイデンティティの形成に大きな支障ともなった。清朝の統治は結局一部のウイグル人有力者に対する優遇することで実現されたものであり,清朝の「夷をもって夷を治める」との手法は,ウイグル人ベクの,およびベクを経由して起こった駐在の満洲族大臣の腐敗を抑制することができなかった。また清朝のイスラーム政策は宗教弾圧の性格が強く,ウイグル人のイスラーム感情に沿わなかった。この二点が,ウイグル人が清朝の回部支配に対して反抗を繰り返してきた基本的な原因でもあった。
カテゴリ
国際文化学研究科
国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要
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48号(2017-07)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1340-5217
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