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https://doi.org/10.24546/81010650
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81010650 (fulltext)
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メタデータID
81010650
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
民国期山西省における「村制」の導入 : 閻錫山の狙い
その他のタイトル
The Introduction of "Cunzhi" in Shanxi Province during the Republican Period : Yan Xishan’ s aim
著者
著者名
程, 書嘉
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
32
ページ
108-130
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2019-03-25
公開日
2019-03-15
抄録
1917年、山西省を支配した軍閥である閻錫山は、その故郷山西省で「村制」を通じて、村レベルの自治を先駆けて行っていた。本稿は、主に民国期山西省「村制」の特徴、そして閻錫山が山西省で「村制」を導入する政治的・社会的な背景を検討するものである。当時の山西省「村制」に関する文書への分析を通じて、山西省では本来中国の県の下での「里-甲」という二層構造を「区-村-閭-隣」という四層構造に再編してきたという「村制」の特徴が判明した。しかし「村制」の内容から見れば、「村制」は村を「自治」の基本単位と位置付けたが、事実上村民「自治」は限られたものである。その政治的な背景として、中央政府からの制限に抵抗するために、限界がある「里甲制」より細密的な四層構造を通じて、人口が多い農村から徴兵することは山西省の最高指導者になってから間もない閻錫山にとって最善の選択であったと考えられる。他の地域出身の政治家と違って、閻錫山が村を「自治」の基本単位とした社会的な背景には、山西省農村社会に「社」という地縁的自治システムが存在していたという伝統との関係も無視できない。
カテゴリ
国際文化学
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32号(2019-03-25)
紀要論文
関連情報
URI
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/kbkjnl
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資源タイプ
departmental bulletin paper
eISSN
2187-2082
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