神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
入力補助
English
カテゴリ
学内刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
https://doi.org/10.24546/81011702
このアイテムのアクセス数:
360
件
(
2025-05-04
12:50 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
81011702 (fulltext)
pdf
647 KB
222
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
81011702
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
抑うつ程度によって人の表情認知は変わるのか? : 抑うつ程度の違いが不明瞭な表情の認知とその反応速度に及ぼす影響
ヨクウツ テイド ニヨッテ ヒト ノ ヒョウジョウ ニンチ ワ カワル ノカ : ヨクウツ テイド ノ チガイ ガ フメイリョウナ ヒョウジョウ ノ ニンチ ト ソノ ハンノウ ソクド ニ オヨボス エイキョウ
その他のタイトル
Is cognition in facial expression different among depression levels? : The effects of different depression levels in cognition of obscure facial expression and reaction rates
著者
著者名
原田, 真悠子
Harada, Mayuko
ハラダ, マユコ
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学発達・臨床心理学研究
巻(号)
18
ページ
53-62
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科(心理発達論分野)
刊行日
2019-03-31
公開日
2019-07-17
抄録(自由利用可)
今まで抑うつによる表情認知バイアスの研究はされてきたが,その結果は一致していない。その理由として,①対象者の違い②抑うつ程度の測定の仕方や刺激の違い③反応時間の統制の違いなどが挙げられる。抑うつ程度が高い人は低い人に比べて表情をネガティブに捉えやすいとする先行研究の多くは,明瞭な表情刺激を使用していることが多い。また,その多くは表情判断の際に反応時間を統制しているが,日常により近い状態で実験を行うには,反応時間を統制すべきではないと考える。本研究では,抑うつ程度が高い人は低い人に比べて,暖昧な表情に対してもネガティブに捉えるだろうと予測し,反応時間を統制せずに検討した。ATR解析データから顔写真を選択し,喜び,悲しみ,怒りの表情を20%, 40%, 60%のモーフィング率で無表情と合成した画像を作成した。女子大学生にSDSを実施し,その結果から抑うつ度を高中低の3群に分け,表情画像を提示する実験を行った。本研究では,正誤と確信度を合わせた修正再認得点において抑うつ度による差は見られなかったものの,反応時間において悲しみ表情で抑うつ「高群」は「中群」より反応時間が速かった。この結果から,抑うつ高群の方が中群より悲しみの表情を同程度の正確さでより速く認知しているということが示唆された。
カテゴリ
神戸大学発達・臨床心理学研究
>
18号(2019-03-31)
紀要論文
詳細を表示
資源タイプ
departmental bulletin paper
NCID
AA11821911
OPACで所蔵を検索
CiNiiで表示
ホームへ戻る