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https://doi.org/10.24546/81012024
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81012024 (fulltext)
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81012024
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
権力の浸透と正当性の確保 : 閻錫山による「自治」の本質
その他のタイトル
Penetration of Power and Ensuring Legitimacy : The Essence of Yan Xishan’ s Autonomy
著者
著者名
程, 書嘉
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
33
ページ
135-159
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2020-03-25
公開日
2020-03-27
抄録
1917年、山西省を支配した軍閥である閻錫山は、「村制」を山西省の農村に導入した。しかし、村を「自治」の単位として決められたにもかかわらず、村の議会が設置されていないため、「村制」は「官治」によるものと言える。ただ、1922年、「村制」が実施されてから5年後、閻錫山は一転して「官治」を放棄し、村民会議などの村の「自治」機構の設置を提案し、「自治」を山西省の農村に導入しようとした。本稿は、主に民国期山西省に設置された「村民会議」の特徴、そして閻錫山が山西省で「自治」を導入する原因を検討するものである。当時の山西省「村民会議」に関する文書の分析を通じて、「村民会議」などの機構は、閻錫山が村の有力者の権力を牽制するために作り出したものであることが判明した。閻錫山が村の有力者の権力を牽制するきっかけは、村制の実施後、村長という職が往々にして村の有力者である「社首」によって独占されたため、村長による不正行為が多発したことにあるが、しかしその最も重要な理由は、自らの支配力の農村地域への浸透にある。そして、「自治」という大義名分の下で導入される「村民会議」は、実に閻錫山が農村をコントロールするために実施した独自の「村治」を正当化する手段にすぎない。
キーワード
山西省「村治」
閻錫山
村民会議
自治
村長
カテゴリ
国際文化学
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33号(2020-03-25)
紀要論文
関連情報
URI
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/kbkjnl
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資源タイプ
departmental bulletin paper
eISSN
2187-2082
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