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https://doi.org/10.24546/81012663
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2025-05-07
12:36 集計
)
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81012663 (fulltext)
pdf
1.89 MB
254
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
81012663
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
母親の欲望を解剖する : メアリー・ケリーの《産後資料》におけるポリフォニーとラカンの精神分析学
その他のタイトル
Anatomizing the Desire of Mother: Mary Kelly's Post-Partum Document and Lacanian Psychoanalysis
著者
著者ID
A2406
研究者ID
1000040774500
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=e6f5f4272a9e6308520e17560c007669
著者名
松井, 裕美
Matsui, Hiromi
マツイ, ヒロミ
所属機関名
国際文化学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要
巻(号)
55
ページ
135-168
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2021-03
公開日
2021-03-31
抄録
本稿では、コンテンポラリー・アーティストであるメアリー・ケリーの初期作品であり代表作でもある《産後資料》(1973~79年)について検討する。この作品は、息子が誕生してから6歳になるまでの様々な「記録資料」をとおして、母親としての意識や息子との関係性の構築と変化とを考察するものである。それは、私的な物語のノスタルジックな演出や、内面性の暴露を目的とした作品ではなく、ジャック・ラカンの精神分析を援用しながら家族や社会における彼女の主体形成への問いを投げかけるものであり、フェミニズム・アートとフェミニズム美術批評双方において新たな可能性をひらく、画期的な試みであった。第1章では、作品の生まれた背景について、70年代のフェミニズム・アートの動向とフェミニズム美術批評の展開、《産後資料》以前および同時期に制作されたケリーの初期作品の展開という3点との関わりから示す。第2章では、作品分析にもとづきながら、作品中の言葉と物との関係を浮かび上がらせる。これらの分析を踏まえ、第3章では、その「多声的」特徴と、作者性の問題、精神分析的手法について再検討する。
キーワード
メアリー・ケリー
ジャック・ラカン
フェミニズム
精神分析
構造主義
カテゴリ
国際文化学研究科
国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要
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55号(2021-03)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1340-5217
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