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https://doi.org/10.24546/81013106
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81013106 (fulltext)
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290
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81013106
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
オンラインコミュニケーション環境下でのJSL 学習者の場所を表す格助詞「に」、「で」、「を」の習得における訂正フィードバックの効果に関する予備的研究
その他のタイトル
A Pilot Study of Effects of Corrective Feedback Through Online Communication to JSL Learners in Learning of Locative Particles Ni, De, and O of Japanese
著者
著者名
韋, 恩琦
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
35
ページ
1-25
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2022-03-18
公開日
2022-03-23
抄録
本研究では、オンラインコミュニケーション環境下での訂正フィードバック(以下CF)についての2つの課題を検討した。1点目は、「メタ言語的修正」と「リキャスト」の2種類のCFがオンラインで与えられると、JSL学習者の場所を表す格助詞「に」、「で」、「を」の習得にどのような効果を与えるかである。2点目は、どのようなCFがそれらの格助詞の誤用に対する気づきをより多く引き出せるのかであり、これらの課題について実験を行い、結果を考察した。ZOOMソフトウェアを用いて、対象を日本語母語話者(n=1) とJSL中国人中上級学習者(n=6)として、学習者を「CFを受ける実験群」と「CFを受けない統制群」に分けて実験を行った。また、栂語話者のCFによる学習効果を検証するために、テストプログラムで事前・事後テストを行った。最後に、刺激想起に続くインタビューを行い、学習者の自分の誤用への気づきを観察した。結果は、明示的なCF(「メタ言語的修正」)を受けた群の事後テストの正答率は暗示的なCF(「リキャスト」)を受けた群やCFを受けなかった群より高くなり、明示的なCFはJSL学習者の気づきや正用のアップテイクをより多く引き出せる傾向が観察された。実験により、オンラインコミュニケーションによるCFの効果の可能性が示された。また、学習者の母語からの負の転移と目標言語項目を使い分けるためのルールの混同が起きていることが推測された。今後の課題は、研究結果の一般化であり、更なる試みとして、アイトラッカーで学習者の視線の停留を観察することによって、学習者の場所を表す格助詞「に」、「で」、「を」の学習プロセスを明らかにしていこうと考えている。
キーワード
第二言語習得
オンラインコミュニケーション環境
訂正フィードバック刺激想起法
日本語場所を表す格助詞
カテゴリ
国際文化学
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35号(2022-03-18)
紀要論文
関連情報
URI
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/kbkjnl
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資源タイプ
departmental bulletin paper
eISSN
2187-2082
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