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https://doi.org/10.24546/81013111
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81013111 (fulltext)
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130
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81013111
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
Homonormative assimilation or radical failure? : A comparative reading of two queerings of domesticity in Japanese gay cinema
その他のタイトル
ホモノーマティブな同一化か、それとも過激な失敗か : 日本のゲイ映画に見るドメスティシティのクィア化に関する比較研究
著者
著者名
Stockinger, Arnaud
言語
English (英語)
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
35
ページ
116-150
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2022-03-18
公開日
2022-03-23
抄録
本論文は、橋口亮輔監督による『ハッシュ!』(2001)と今泉浩ー監督による『家族コンプリート』(2010)を対比させながら、当事者が撮影するゲイ映画にみるドメスティシティのクイア化(queeringof domesticity) を考察するものである。第一に、本論では、日本におけるドメスティシティ(「家庭」と「家族」)の形態を家族社会学の先行研究(落合2014, 2015、牟田2006, 2002)に倣って、定義する。日本の家族は、明治維新以降の近代化において成立したものであり、西洋に見るロマンチック・ラプイデオロギー、ジェンダーニ文法と、ヘテロノーマテイヴィティに根差している。その背景において、日本の映画史における従来の家族像は、揺らいでも、ドメスティシティのクイアなあり方をほとんど表現してこなかった。第二に、本論は、上記の当事者のゲイ監督の映画における家族の描写に焦点を当て、二つ違うドメスティシティのクイア化の度合いを見出した。『ハッシュ!』では、ホモノーマティブな同一化への試みが強く、「家族」の概念実体が危険性のない形で問い直されている。一方、『家族コンプリート』では、家族にまつわるさまざまな掟を破り、「家族」とは何だろうかを問い直す志が読みとれる。
キーワード
Queer domesticity
Japanese gay cinema
Heteronormativity
Homonormativity
カテゴリ
国際文化学
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35号(2022-03-18)
紀要論文
関連情報
URI
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/kbkjnl
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資源タイプ
departmental bulletin paper
eISSN
2187-2082
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