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https://doi.org/10.24546/81013119
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81013119 (fulltext)
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232
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81013119
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
世紀転換期におけるアンティミスムの位相 : 19 世紀後半から20 世紀初頭にかけての美術批評にみるその多様性と変容
その他のタイトル
Aspects of Intimisme at the turn of the century : Its diversification and alteration in critiques of art from late 19th to early 20th century
著者
著者名
和田, 圭子
言語
Japanese (日本語)
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
35
ページ
304-328
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2022-03-18
公開日
2022-03-23
抄録
批評家カミーユ・モークレールは、1903年の著書で絵画におけるアンティミスムをフランス絵画の新しい潮流として紹介し、その特徴を説明した。その記述はアンティミスムの定義として現在も広く知られている。しかし、19世紀後半以降の美術批評をたどると、19世紀後半の「アンティームな」絵画の傾向はモークレールの定義よりも多様で、さらに20世紀初頭には北方との類縁性や地方主義などそれまでとは異なる傾向が、主にモークレールによって、アンティミスムに含められていったことが見て取れる。本稿では、同時代の美術批評を検討し、19世紀後半に「アンティームな」絵画と評された絵画作品の多様性を示す。さらに、20世紀初頭のモークレールの著作も参照しつつ、アンティミスムの変容とそれをもたらした要因について考察する。それらの資料から、国外、とりわけイタリアからの影響を排除してフランス美術史を再編しようとしたモークレールが、フランス芸術の伝統を継承するものとしてアンティミスムをフランス絵画の系譜に位置づけようとしていたことが伺える。アンティミスムは彼のフランス芸術史観において重要な位置を占めていたと考えられるのである。
キーワード
アンティミスム
世界転換期
カミーユ・モークレール
フランス美術史
地方主義
北方
ナショナリスム
カテゴリ
国際文化学
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35号(2022-03-18)
紀要論文
関連情報
URI
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/kbkjnl
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資源タイプ
departmental bulletin paper
eISSN
2187-2082
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