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https://doi.org/10.24546/81013198
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81013198 (fulltext)
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1.68 MB
261
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メタデータID
81013198
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
知的障害のある成人男性の性に対して女性健常者がもつフォビアとその解消 : 女性セックスワーカーに内面化された抵抗感から脱規範・越境的連帯へ
チテキ ショウガイ ノ アル セイジン ダンセイ ノ セイ ニ タイシテ ジョセイ ケンジョウシャ ガ モツ フォビア ト ソノ カイショウ : ジョセイ セックス ワーカー ニ ナイメンカ サレタ テイコウカン カラ ダツキハン エッキョウテキ レンタイ エ
その他のタイトル
Phobia and Elimination of Non-Disabled Females for Sexual with Adult Males with Intellectual Disabilities : From Disgust That Female Sex Worker Has to De-normative/Cross-Border Alliance
著者
著者名
石黒, 慶太
Ishiguro, Keita
イシグロ, ケイタ
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
15(2)
ページ
1-18
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2022-03-30
公開日
2022-04-07
抄録
本論は、女性セックスワーカーであるA氏の認識が変容した場面に焦点を当てながら、知的障害のある成人男性の性的欲求に付随するフォビアとその解消、そして、その解消がどのように変容したのかについて考察を試みた。結果、A氏は男性客と協働して非日常性と分かち難く結びついている虚構性を創ることで、セックスワーカーの役割を果たしているということを男性客は理解できると思えるからこそ、安心して性行為が可能になる。しかし、知的障害のある成人男性は、妊娠等のリスクを想起させるため、フォビアの対象として正当化される。そして、男女間の性行為には権力関係の構造があることに加え、知的障害のある成人男性の性的欲求は妊娠等のリスクを男性健常者以上に想起させる。しかしA氏は、当事者から聞いた母親の発言により、男性健常者の性的欲求と同質であるという認識に変容し、同じ被差別者としての同一性を見出した。また、自己のマジョリティ性に気づき、「自分らしくいられる」という感覚を得ることを条件とした「脱規範・越境的連帯」で同じ性的な自由を奪われている存在として、知的障害のある成人男性を自分事として捉え、性的な自由の獲得のために、性的欲求をめぐって障害者と連帯するに至ったと示唆された。
キーワード
知的障害のある成人男性
セックスワーカー
フォビア
マイノリティ/マジョリティ
脱規範・越境的連帯
カテゴリ
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
15巻
>
15巻2号(2022-03-30)
紀要論文
関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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