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https://hdl.handle.net/20.500.14094/90008119
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説明
90008119 (fulltext)
pdf
1.33 MB
30
メタデータ
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メタデータID
90008119
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
河川横断構造物とニジマスが北海道のイワナ属の生息に与える影響 : 環境DNA 分析の結果をもとに
著者
今村, 彰生 ; 速水, 花奈 ; 坂田, 雅之 ; 源, 利文
著者名
今村, 彰生
著者名
速水, 花奈
著者名
坂田, 雅之
著者ID
A0574
研究者ID
1000050450656
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=481adea9a93d8196520e17560c007669
著者名
源, 利文
Minamoto, Toshifumi
ミナモト, トシフミ
所属機関名
人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
保全生態学研究
巻(号)
24(1)
ページ
71-81
出版者
日本生態学会
刊行日
2019
公開日
2021-04-12
抄録
サケ科イワナ属のオショロコマ(Salvelinus malma malma)は、国内では降海しない陸封型が北海道にのみ生息し、環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類(VU)に選定されている。一般に河川最上流域に生息し、オショロコマより下流には同属のエゾイワナ(S. leucomaenis leucomaenis)が分布するとされている。これらは、人工的河川横断構造物と外来種のニジマス(Oncorhynchus mykiss)の定着によって個体数が減少している可能性がある。そこで、環境DNA分析手法を用いて年間を通したサンプリングを行い、オショロコマ、エゾイワナ、およびニジマスそれぞれの生息の有無とその季節変化を調べた。大雪山系周辺の石狩川水系支流の支流系1、ピウケナイ川、オサラッペ川を調査地とし、構造物の上下での採水を含め、計16地点で採水を行った。その結果、支流系1流域ではオショロコマが最上流域、エゾイワナが中上流域で検出され、ニジマスは下流域でのみ検出された。ピウケナイ川流域ではオショロコマとニジマスが全地点で検出され、エゾイワナは検出されなかった。一方、オサラッペ川では3種いずれも検出率が低かった。調査地点ごとの検出の有無について一般化線形混合モデルによる解析を実施したところ、移動の時期や方向性および構造物の障壁としての機能などは明確にできなかったが、オショロコマが上流に多いのに対して、エゾイワナとニジマスは下流に多い傾向を示し、しかもオショロコマとニジマスについては排他的ではない可能性が示された。しかし、これはニジマスによる競争排除が無いことを保証せず、有効性が示された環境DNA分析を駆使し、継続的なモニタリングを行い定量的な把握を目指す必要があるだろう。
キーワード
一般化線形混合モデル
エゾイワナ
オショロコマ
大雪山系
カテゴリ
人間発達環境学研究科
学術雑誌論文
権利
© 2019 一般社団法人 日本生態学会. この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
関連情報
DOI
https://doi.org/10.18960/hozen.24.1_71
NAID
130007672338
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資源タイプ
journal article
ISSN
1342-4327
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eISSN
2424-1431
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NCID
AA11857952
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