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https://doi.org/10.24546/E0041044
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E0041044 (fulltext)
pdf
788 KB
193
メタデータ
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メタデータID
E0041044
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
「善」の理念にとって自然とは何か : 倫理学と環境思想史の交点としての環境倫理学
「 ゼン 」 ノ リネン ニトッテ シゼン トハ ナニ カ : リンリガク ト カンキョウ シソウシ ノ コウテン トシテ ノ カンキョウ リンリガク
その他のタイトル
The meaning of the nature for the idea of the Goodness : environmental ethics as a point of intersection between histories of ethics and environmental philosophy
著者
著者ID
A0554
研究者ID
1000080324896
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=8aa2cb5194845c47520e17560c007669
著者名
橋本, 直人
Hashimoto, Naoto
所属機関名
人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
特別
ページ
1-8
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2016-06-21
公開日
2018-05-07
抄録
現在、環境倫理学は隆盛を誇っているように見えるが、私見ではその学問的な基礎が十分に確立されているとは言いがたいように思われる。本稿は環境倫理学の基礎について、アリストテレス以来のヨーロッパ倫理学の歴史と、主に 20世紀英語圏における環境思想の歴史との交点に位置づけることを通して検討する。すなわち、一方で、ヨーロッパ倫理学の歴史は自然の永続的な循環に抵抗する「死すべきもの」としての個人にとっての「善」を中核的な理念としていると捉えうるのに対し、環境思想の歴史は「人間中心主義から自然中心主義へ」と要約されるように、むしろ全体性としての生態系ないし自然に価値を置く方向へと進んできた。環境倫理学の基礎はこのアポリアによって不十分なものとなっているのであり、しばしば参照される東洋思想もこの点では学問的な基礎を提供するものとは考えがたい。そこで、本稿は結論として、現代環境思想の古典であるレイチェル・カーソンの「センス・オプ・ワンダー」と「啓蒙の弁証法』におけるミメーシス概念との共通性に着目し、内的・外的自然に対する支配と抑圧への批判こそが現代における環境倫理の基礎となる可能性を提示した。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
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特別号(2016-06-21)
紀要論文
関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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