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https://doi.org/10.24546/E0041048
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2025-06-20
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説明
E0041048 (fulltext)
pdf
1.01 MB
339
メタデータ
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メタデータID
E0041048
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
絵本の語りと視点 : 日本語の主観的把握に着目して
エホン ノ カタリ ト シテン : ニホンゴ ノ シュカンテキ ハアク ニ チャクモク シテ
その他のタイトル
Narrative and point of view in picture books : looking at subjective construal of Japanese
著者
著者ID
A0560
研究者ID
1000070346229
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=2e0681dac2b2a4f5520e17560c007669
著者名
目黒, 強
Meguro, Tsuyoshi
所属機関名
人間発達環境学研究科
言語
Japanese (日本語)
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
特別
ページ
31-41
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2016-06-21
公開日
2018-05-07
抄録
日本語の絵本の語りに認められる主観的把握傾向について、英語版と比較しながら分析した結果、次のことが示唆された。①人称制限の解除・歴史的現在・現在と結び付いた「た」については、登場人物視点の語りで使われる傾向が示唆された。一方、英語版では、主観的把握が客観的把握に転換されていた。絵の視点については、日本語版の語りに認められた登場人物視点が第三者視点で描かれる傾向が示唆されたが、視座を視点人物に近づけたり、追尾視点にしたりするなどの工夫が指摘できた。②共同注意態勢については、現象描写文との共起が示唆された。絵の視点については、語りの視点と一致していた。これは、三人称小説の語り手の「見え」が第三者視点で描きやすいからだと考えられる。なお、英語版では、「よ」「ね」「のだ」に相当する文法的手段がないため、共同注意態勢は反映されていなかった。以上のことから、絵本の語りにおける主観的把握については、登場人物の「見え」を通した主観的把握と語り手の「見え」を通した主観的把握が明らかとなった。語り手がゼロ化する前者の語りは一般の小説に認められる技法であるが、語り手が人格化される後者の語りは幼年童話や絵本に特徴的であると考えられる。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
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特別号(2016-06-21)
紀要論文
関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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資源タイプ
departmental bulletin paper
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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