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https://doi.org/10.24546/0100477731
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0100477731 (fulltext)
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0100477731
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
小学生が受け入れられる昆虫食を取り入れた学校給食とは : ハチの子を取り入れた献立の提案
The School Lunch with Hornet Larva for Elementary School Students: The Suggests of School Lunch with Edible Insects
著者
著者名
山﨑, 美怜
言語
Japanese (日本語)
収録物名
課題研究優秀論文集
巻(号)
2022
ページ
36-57
出版者
神戸大学附属中等教育学校
刊行日
2023-01
注記
令和4(2022)年度
抄録(自由利用可)
本研究は、「小学生が受け入れられる昆虫食を取り入れた学校給食とは―ハチの子を取り入れた献立の提案―」を問いとして研究を行った。背景として、昆虫食が将来的な食糧不足を防ぐ食材の1つとして注目されていることがある。昆虫食は牛などの家畜に比べ、少ない水や土地で効率的かつ環境に優しく育てることができるため、より持続可能な食糧であると考えられている。しかし、昆虫食は気持ち悪いという先入観があり、多くの日本人には現在受け入れられていない。そこで、幼少期に食べる学校給食に取り入れることで昆虫食に対する先入観を減らし、昆虫食を普及することで持続可能な食を確立する手助けをすることを目的とした。本研究では昆虫はハチの子を選択し、それを用いた学校給食について考察した。その理由は、昨年度の研究で受け入れやすさ、安全、コスト、美味しさ、栄養の観点から学校給食に最も適しているという結論に至ったからである。調査では、ハチの子と学校給食についての文献調査と小学校3,4年生対象のアンケート調査を2回行った。1回目のアンケート調査では、ハチの子を含めた昆虫食を食べた経験、ハチの子を食べたいと思うかとその理由、給食に取り入れる上で求める工夫について調査した。その結果、男子はハチの子に対して、危険や栄養が無いという認識を持っていること、全体として味や匂いの工夫を求めること、4年生の方が説明を求めることが分かった。2回目のアンケート調査では、1回目と同じ質問と1回目の結果をもとに提案した5種類のメニューを食べたいと思うかを調査した。その結果、小学生が受け入れられる学校給食は本研究で提案したカレーライスのように、ハチの子の良さをいかすものではなく、出来るだけ昆虫ということを感じさせないメニューであり、学年によって適切な説明の量が異なることが分かった。
In recent years, protein deficiency due to population growth is said to occur. The purpose of this study is to remove the preconceived notion that edible insects are gross by suggesting the school lunch that elementary school students can eat with relish and to help solve that deficiency. First, we research about feature of hornet larva and defined taste in words. Next, we conducted a questionnaire survey to investigate what kind of innovation would elementary school students like to see and why they refuse eating hornet larva. As a result, it was found that they want to change smell and taste of hornet larva than its food texture and some students worried about nutrition. From these results, we devised five menus. We conducted an additional survey to make sure those menus are really acceptable. The results showed that only a menu ,curry rice with invisible hornet larva ,were accepted by about 60% students and explaining too much detail is counterproductive. The study concludes that we should suggest edible insects as a school lunch with no insects in sight and a light explanation that only remove student’s anxious.
カテゴリ
課題研究優秀論文集
>
2022号(2023-01)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
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